悪質商法の手口について(ケース3)

世田谷区砧の車庫証明、相続、遺言が得意な行政書士セキュリティコンサルタントの長谷川憲司です。

今回も悪質商法の手口を検討し、被害に遭わぬようにしていきたいと思います。

【還付金詐欺】 お金が戻ると偽って逆にお金もだまし取る

【きっかけ】電話

【どんな手口?】 役所や金融機関の職員ふりをして「健康保険料を返金する」「医療費の払い戻しがある」などと言い、還付金の受取り手続きのためにATMに行くよう誘導し、実際には消費者に振込みをさせてお金をだまし取る手口です。

【相談事例1】 役所を名乗る電話で、「100万円以上の残高がある通帳で手続きすれば、手数料が免除され、すぐに還付金28,000円が振り込まれる」と言われ、携帯電話を持ってスーパーのATMに行った。

ATMの前で指示された番号に電話し、担当者から言われた暗証番号982337を入力し操作した。還付金が振り込まれていると思い残高を確認したところ、982,337円を他人の口座に振込んでいた。

【相談事例2】 役所のAと名乗る男から、電話で「健康保険料を37,000円払いすぎている。返金手続きについて銀行から電話がある」と言われた。その後、銀行員を名乗る男から「手続きをするのでスーパーのATMに行くように」と電話があった。

「銀行の支店に行く」と答えたが、「その支店のATMは古いので手続きができない」とスーパーに行くよう勧められた。不審に思い役所に問い合わせたところ「Aという職員はいない」と言われた。

【トラブル防止のポイント】

・「お金が返ってくるのでATMに行くように」という電話は詐欺です。そのまま電話を切ってください。

・役所や金融機関などの職員が、ATMの操作を電話で指示することは絶対にありません。

・還付金に心当たりはある場合でも、すぐATMに行ったりせず、役所の担当部署に電話をかけて確認して下さい。

・不審な電話があったら、すぐに警察や消費生活センター、家族や周囲の人に相談しましょう。

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