悪質商法の手口について(ケース6)

世田谷区砧の車庫証明・相続・遺言が得意な行政書士セキュリティコンサルタントの長谷川憲司です。

今回も悪質商法の手口を検討し、被害に遭わぬようにしていきたいと思います。

【ワンクリック詐欺】 いきなり料金請求の表示が

【きっかけ】 ネット

【どんな手口】 アダルトサイトなどの無料動画を見ようとして、記載事項をよく読まずに画像をクリックした利用者に対し、サイト運営者が利用者の意思に反して「会員登録」を行い、料金を請求するなどの手口です。インターネットを悪用した不当な料金請求の一種です。

無料動画を再生するために複数のウェブサイトを転々とさせられて、「無料」をうたったページから「有料」サイトへと巧みに誘導されます。

プロバイダ情報やIPアドレスなど、使用している端末情報の一部を請求画面に表示し、個人情報が取得されていると誤解させて不安をあおるケースもあります。

【相談事例1】 パソコンで、無料と思っていたアダルトサイトを見ていたら、料金請求画面が表示された。画面を閉じても繰り返し表示される。

【相談事例2】 料金請求画面に自分の情報が表示されているようだ。個人情報が知られてしまったのではないか。

【トラブル防止のポイント】

・サイト閲覧時には端末情報の一部がサイト側に伝わりますが、パソコン、スマホのどちらも閲覧だけでは個人は特定されません。

・手続きに必要と称して個人情報を聞き出されるおそれがあるので決して事業者に連絡せず、支払いをしないでください。

請求画面を消す方法は必ずある。

・利用規約に同意を求める画面で安易に「はい」をクリックしない、有害サイトをブロックするソフトを利用するなどの対策を。

・パソコンに請求画面が繰り返し表示されるのは、誘導されて不正なプログラムをインストールしていることが原因です。

・スマホでは、登録完了ページがブラウザ上で表示されている場合が多く、画面表示を消す作業を行うと表示されなくなります。

・詳しい対処方法については、(独)情報処理推進機構(IPA)のホームページを参考にしてください。

二次被害に注意

・ネットで検索した「トラブル解決」等をうたう窓口に相談したら、相手は探偵業者で、調査費用を請求されたうえに解決できないという事例も。まずは消費生活センター等へ相談しましょう。

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